写真・文:高田光章
1998年夏----サンゴ礁は白化し、ほとんどが死滅した。死期に臨んだサンゴは、あまりに美しくそして哀しい姿を見せた。 海面からの光が波に揺れ、幻想的な七色の光の帯が交錯する海の底で、サンゴがつぎつぎに白い死装束をまといはじめた。